UCB Research Grant Award 2026
応募要項

目的

乾癬および掌蹠膿疱症、化膿性汗腺炎における病態の解明を目的とした基礎研究や診断・評価・治療・予後改善や予防に関する臨床研究(疫学調査含む)を対象に広く助成し、本邦での炎症性皮膚疾患における医学の発展および当該患者のQOLの向上に貢献することを趣旨としています。

対象となる疾患領域

  • 乾癬(尋常性乾癬、膿胞性乾癬、乾癬性紅皮症、乾癬性関節炎)
  • 掌蹠膿疱症
  • 化膿性汗腺炎

対象となる研究

  • 病態解明やメカニズムの探求などのための基礎研究
  • 診断や評価、治療、予後改善など臨床診療の発展を目的とした臨床研究(疫学研究含む)

これから計画・実行される研究(進行中含む)を助成するものとします。
*ただし、特定の薬剤や医療機器、治療器具を対象とした研究は除く
**研究内容は文部科学省研究費等に申請したテーマでも差支えありません

助成部門と金額

  • 基礎研究部門:総額300万円
  • 臨床研究部門:総額300万円

1口50万円とし、助成口数は1応募研究につき上限2口(100万円)までとします。
ただし、助成金額は応募書類に記載された該当研究の概算費用もしくは助成金使途総額を超えないものとする。
*各部門の応募数や選考結果によっては、基礎研究部門/臨床研究部門の助成総額が変動する可能性があります。

応募条件・資格

  • 応募時点で日本乾癬学会会員(賛助会員を除く)であること
  • 日本国内の大学もしくは医療機関に所属する医師あるいは研究グループの代表医師であること
  • 研究助成金受領後、1年以内に留学予定がないこと
  • 大学院生、学生、企業に所属する研究者は研究グループには所属できるが、応募資格はないものとする
  • 1施設(教室/診療科)から複数の応募は可能。ただし、個々の応募について所属部門長(教授/部長など)の応募確認を必要とする
  • 応募研究において、他の財団あるいは法人の助成を受けている/受ける予定の同一研究は対象外とします。ただし、これらの助成を受けている/受ける予定の研究の場合においても、他の助成金との使用相違点が明示できれば応募可能。

本助成受賞者の義務

  • 2027年9月4日(土)-5日(日)に東京(京王プラザホテル)にて開催される第42回日本乾癬学会学術大会にて、授賞研究の結果もしくは進捗を一般演題(UCB Research Grant Award受賞者発表)として投稿および現地口頭発表することを義務とさせていただきます。
    なお、第42回日本乾癬学会学術大会参加に伴う交通費及び宿泊費は受賞者の自己負担となります。
  • 受賞研究終了後3か月以内に「研究報告書」および「経理報告書」を選考委員会に提出する。
    なお、成果報告書、経理報告書は非公表とし、事務局にて厳重に保管いたします。

応募方法

所定の応募用紙(別紙)をダウンロードし、一般社団法人日本乾癬学会事務局内UCB Research Grant Award係宛に必要事項を記入した応募用紙応募者本人の略歴を添付の上、メールで提出してください。

公募期間

2026年4月20日(月)~7月20日(月)

選考方法と選考結果通知および公表

  • 日本乾癬学会が選任した選考委員によって構成される本Award選考委員会にて選考および助成口数を審議し、理事会にて決定します。なお、ユーシービージャパン株式会社は一切選考に関わることはありません。
  • 2026年8月中に本Award事務局より採択結果を応募者宛に連絡します。
    (ただし、当落理由などの選考内容は通知できません)。
  • 受賞者については一般社団法人日本乾癬学会ホームページの本Award特設ページに受賞者を公表するとともに、本年の日本乾癬学会総会学術大会にて授与式を行う予定です。
    授与金額や落選の理由などの選考内容は公表・通知しません。
選考委員長
今福 信一 先生(福岡大学)
選考委員
多田 弥生 先生(帝京大学)
波多野 豊 先生(大分大学)
藤田 英樹 先生(日本大学)
本田 哲也 先生(浜松医科大学)
馬渕 智生 先生(東海大学)
森実 真  先生(岡山大学)
森田 明理 先生(名古屋市立大学)
山口 由衣 先生(横浜市立大学)
山中 恵一 先生(三重大学)
渡辺 玲  先生(順天堂大学)
問い合わせ先
一般社団法人日本乾癬学会 事務局内
UCB Research Grant Award 係
〒814-0180 福岡県福岡市城南区七隈7-45-1
Mail kansen-admin@umin.ac.jp

UCB Research Grant Award2025
受賞者のご案内

多数ご応募頂き誠にありがとうございました。厳正な審査の結果、下記の会員が受賞されました。誠におめでとうございます。

基礎研究賞
(敬称略・記載名:申込受付順)
  • 愛媛大学 八束 和樹
    空間的トランスクリプトーム解析を用いた掌蹠膿疱症の表皮内水疱形成機序の解明
  • 大分大学 酒井 貴史
    AI駆動型解析による乾癬の抑制因子と増悪因子の探究
  • 大阪大学 石塚 洋典
    ロリクリンによるpTreg可塑性制御を介した炎症記憶の固定化と全身性炎症の波及機構の解明
  • 横浜市立大学 水野 雄斗
    乾癬性関節炎への進展を規定する皮膚線維芽細胞が作る免疫ニッチの分子的基盤の解明
  • 群馬大学 茂木 精一郎
    尋常性乾癬におけるフェロトーシス制御機構と新規治療への応用
  • 大阪公立大学 今西 久幹
    直鎖状ユビキチン鎖生成酵素阻害剤を用いたNF-κB活性制御による乾癬治療薬創出
臨床研究賞
(敬称略・記載名:申込受付順)

*2口受賞)

  • 東北大学 *髙橋 隼也
    化膿性汗腺炎の病態における口腔内ディスバイオーシスの関与、および発癌におけるI型インターフェロンの二面性
  • 東海大学 山﨑 文和
    日本人における乾癬および化膿性汗腺炎患者でのBDHQとTEGを用いた食事療法及び性格検査と治療効果の相関性についての検討 
  • 熊本大学 梶原 一亨
    circulating exosomal mRNAは乾癬においてバイオマーカーになりうるか?
  • 筑波大学 中村 貴之
    機械学習を用いた化膿性汗腺炎に対する抗体製剤の治療効果予測システムの構築
  • 山梨大学 岡本 崇
    掌蹠膿疱症におけるTh17細胞の可塑性と扁桃由来T細胞の関与の解明

UCB Research Grant Award2024
受賞者のご案内

多数ご応募頂き誠にありがとうございました。厳正な審査の結果、下記の会員が受賞されました。誠におめでとうございます。

基礎研究賞
(敬称略・記載名:申込受付順)
  • 浜松医科大学 本田 哲也
    細胞内エネルギー代謝に着目した乾癬病態における表皮角化細胞活性化機構の解明
  • 名古屋市立大学 中村 元樹
    乾癬における一次繊毛の空間的オミクス解析
  • 大阪大学 吉岡 華子
    インテグリンαE(CD103)発現T細胞の炎症制御機能に着目した乾癬の新たな治療戦略
  • 九州大学 辻 学
    芳香族炭化水素受容体の活性化が乾癬における皮膚resident memory T細胞に与える影響の解析
  • 東京大学 柴田 彩
    食餌性因子と細胞内代謝の関連による乾癬の病態形成メカニズムの解明
  • 順天堂大学 土橋 人士
    化膿性汗腺炎におけるinfiltrative proliferative gelatinous massを中心とした炎症ループ機構の解明
臨床研究賞
(敬称略・記載名:申込受付順)
  • 獨協医科大学 林 周次郎
    尋常性乾癬患者における不顕性の末梢関節障害についての超音波検査とMRI検査との比較
  • 名古屋大学 秋山 真志
    膿疱性乾癬患者における遺伝学的背景の網羅的な解明
  • 熊本大学 澤村 創一郎
    掌蹠膿疱症の疾患マーカーとしてcell-free DNAの有用性の検討
  • 大分大学 齊藤 華奈実
    乾癬患者における炎症性腸疾患の診断補助マーカーを使用した潜在性炎症性腸疾患患者の調査
  • 福島県立医科大学 佐藤 真由
    掌蹠膿疱症の初期病変、水疱形成におけるニコチン性およびムスカリン性アセチルコリン受容体の関与
  • 横浜市立大学 渡邉 裕子
    乾癬患者におけるサルコペニアの臨床的意義に関する研究
【審査基準および方法】

各選考委員は応募研究ごとに、
『Feasible(研究の実行性・妥当性)』、『Interesting(興味深さ)』、『Novel(科学的特色・新規性)』、『Ethical(研究や方法の倫理性)』、『Relevant(課題との関連性/患者への貢献度)』の5項目を評価・採点し、その合計を審査した選考委員の人数で割った平均点をもとに、厳正に審査した。
その後、理事会にて採択研究および受賞者の承認を経て、最終決定した。

なお、選考委員が所属する施設/研究機関からの応募研究については、その選考委員を当該応募研究の審査から除外した。